Visaがブロックチェーン戦略を軸に、次の成長ステージへ

オーバービットラウンドアップでは、今週世界で起きた出来事を取り上げ、それが仮想通貨市場や金融市場全体にどのように影響するのかを検証します。

今週は従来の記入とデジタルファイナンスの交差点に位置しているあるストーリーを取り上げます。

最近のフォーブス誌で世界最大の決済システムであるVisaがブロックチェーン戦略を軸に、次の成長ステージへと進んでいると報じられています。

ビットコイン仮想通貨は既存の金融システムに変化をもたらすために発明されたものと理解しているこの業界にいる私達にとっては驚くことではありません。

ナカモトサトシが開発したこの新技術で、世界中の人間が、銀行や決済処理業者のような従来の中間業者を介さずに、世界中にお金を送ることができるようになりました。

前述の仲介者のほとんどは、ブロックチェーン技術を不必要で危険なものと否定していましたが、これらの懸念は市場シェアを失う可能性があったことが主な原因だと考えられます。

しかし、成長の波に対抗しようとするのではなく、自社の技術と一緒にブロックチェーン技術を採用する企業も現れてきました。

これがまさにVisaの未来のビジョンです。

フォーブス誌は最近、VisaのSVPでフィンテックのグローバルヘッドを務めるテリー・アンジェロス氏と、Visaのシニアディレクターで仮想通貨技術部門のヘッドを務めるキュイ・シェフィールド氏にインタビューを行いました。

二人は、ブロックチェーンを決済レイヤーとして使用することから、銀行が発行したステーブルコインの直接支払いを処理することまで、彼らが目を向けている様々な業務について非常に詳しく説明しました。

Visaは世界最大の決済プロバイダーの一つであり、彼らはブロックチェーンテクノロジーの波に合わせてチーム全体と部門が構築されています。

これは、サトシが求めていた破壊的な力を仮想通貨・ブロックチェーンが持つことを示していると言えるでしょう。

ビットコインデリバティブ市場が与える影響。高ボラティリティに注意。

次に、ビットコインデリバティブ市場を見てみましょう。

ここ数ヶ月、記録的な高水準の取引量が続いています。7月下旬より、膨大なボラティリティが発生しましたが、まだまだ安心できる相場では無いと考えられます。

9月25日には、87,000以上のビットコインオプションの有効期限が設定されています。

最近の下降勾配のチャートから判断すると、多くの投資家がすでに保有コインを売却しているようで、このイベントはリスクの高いイベントと判断されています。

この差し迫った動きはビットコインに限ったことではありません。同じ日に417,000,000以上のEthereumオプションも有効期限が設定されています。

これらのオプションの有効期限が切れたことで、上向きに動くのか下向きに動くのかは分かりませんが、ひとつアドバイスをさせていただきますと「ポジションを保有している方は、ボラティリティに備えてください。」

私達は今までに何度も何度も、デリバティブ市場がビットコインとイーサリアムの価格にかなりの影響を与えるのを見てきました。

投資家の資産の逃避先として米ドルが選ばれている

最後に、従来の金融市場にフォーカスをあてます。米ドルと市場全体の相互作用を見てみましょう。

チャートを見てみると、最近の米国の状況にもかかわらず、米ドルは上昇を続けており、約2ヶ月ぶりの高値を記録しています。

不安定な経済に加え、米国の選挙を取り巻く不確実性があるとしても、投資家は全体としての世界の成長により関心があるようであり、それが彼らが世界の安全な資産に集まっている理由です。

米連邦準備制度理事会(FRB)がこれまで金融介入に積極的であり、米国経済と金融システムを維持するためなら何でもするという姿勢を示してきたことを考えれば、これは驚くに値しません。

しかし、まだまだ米国経済には懸念事項が残っています。

コロナウイルス支援パッケージに関する新しい動きはなく、政府の「ワープスピード」ワクチン計画はまだ実現していません。

今のところ米国経済にはどんなリスクが潜んでいるかわかりませんが、単純な事実として、投資家はユーロやポンド、金や銀など、他のほとんどの資産と比較して米ドルのリスクが低いと考えているようです。

最低でも、米ドルがすべてのグローバル市場の中で主要な指標であると考えているだけであり、近い将来もその傾向は変わらないと考えています。