現在ビットコインは2万ドル以上で何とか持ちこたえている状況です。その他仮想通貨業界では、破産間近のセルシウスネットワークの資産をゴールドマンサックスが買い取ろうとする動きや、エミネムとスヌープドッグがBoredApesの知名度を上げる動きが見られました。
Highlights:
● 破産が迫るセルシウスネットワーク、新たなアドバイザーを招聘
● ゴールドマン・サックスは、セルシウスが破産した場合、その資産を買い取るために20億ドルの資金調達を目指している
● 英国の元財務大臣が、英国の仮想通貨導入は急務だと発言
● クリスティアーノ・ロナウドとバイナンスが、web3とNFTに焦点を当てたパートナーシップを発表
● エミネムとスヌープ・ドッグが、Bored Apesとして出演しているミュージックビデオを公開
This Week in Crypto
破産が迫るセルシウスネットワーク、新たなアドバイザーを招聘
経営難におちいっているセルシウスネットワークが困難を乗り切るため、コンサルティング会社アルバレス・アンド・マルサル社からリストラのコンサルタントを招聘したとウォールストリート・ジャーナルが報じました。
セルシウスネットワークはここ最近の市場暴落で大きなダメージを受けていますが、弁護士とともに財務の構造化に取り組み、話題となっています。同社のリードインベスターは回復計画を提案していますが、新しいアドバイザーの登場により、違う動き方も見えてきました。
ゴールドマンサックスがセルシウスの資産買収を模索中
一方でセルシウスネットワークが倒産した場合、その資産を買い取る準備を進めているところもいくつか存在します。その中にはゴールドマンサックスも含まれており、20億ドルもの資金を調達する予定とも言われています。ゴールドマンサックスは、Web3関連・仮想通貨関連・ディストレスト関連に特化したファンドを用意し、伝統的な金融機関の関心を測っているところであり、セルシウスの現状は同社にとって、資産を割安な価格で購入するチャンスとも言えます。
元英国大臣、仮想通貨導入で国が遅れをとる可能性を指摘
元財務大臣のフィリップ・ハモンド氏は、イギリスが仮想通貨導入の面で遅れをとる可能性があると述べました。
英国はフィンテック関連の規制にはすでに取り組んでおり、ここ数カ月は業界を取り巻く様々な側面に関するガイドラインが発表されてはいるものの、EUに後れをとっており、今後数ヶ月の間に対策を開始しなければならないと緊急性を強調しています。
クリスティアーノ・ロナウドとバイナンスがパートナーシップを確立
サッカーのレジェンド、クリスティアーノ・ロナウドとバイナンスは、NFTに焦点を当てた複数年の独占契約となるパートナーシップを確立しました。
このパートナーシップにより、NFTコレクションがリリースされ、2022年後半に発売される予定です。また、他にも独占的な企画も予定されています。このパートナーシップは、有名なサッカー選手のファンを主なターゲットとしていますが、それ以外の人たちも惹きつけるに違いありません。
エミネムとスヌープ・ドッグがBAYCの猿になってミュージックビデオを制作
ラップ界のレジェンド、エミネムとスヌープ・ドッグが、Bored Apesに扮したミュージックビデオを公開しました。From The D 2 The LBC というタイトルのこの曲は、二人が猿のアニメーションとして登場し、BAYCとのコラボレーションで制作されたものです。
両アーティストは、NFTに関心が高いことで知られています。エミネムは複数のNFTを保有し、スヌープ・ドッグはメタバース「The Sandbox」で大きく取り上げられています。