4月中旬は市場の伸び悩みもありましたが、中期的な展望を示唆するような注目すべき出来事もありました。リップル社の訴訟におけるSECの申し立てを却下や、米人気映画館チェーンAMC Theatresのより多くの仮想通貨決済の対応などが挙げられます。

Highlights:

●     ビットコインの価格が4万ドルを割り込み、投資家を落胆させ。今月初めの5万ドルを突破する勢いは後退。

●     サッカークラブLazio(SSラツィオ)のファンは、バイナンスでLazioファントークンをステーキングできるように。ファン・トークンは、まだその可能性を十分に発揮していないとはいえ、ますます人気が高まってきている。

●     SECとリップル社の最新の訴訟では裁判長がSECの申し立てを却下。リップル社が優勢に。

●     Meta社は、VRアプリ「Horizon Worlds」において、コンテンツクリエイターの報酬を47.5%カットすることを明らかに。

●     AMC Theatresは、モバイルアプリでの決済にdogecoin、shiba inuなどを追加。

This Week in Crypto

4万ドル前後で推移するビットコイン

BTC price: TradingView

ビットコインは4月上旬には5万ドルへの上昇を予感させましたが、現在その価格は4万ドル以下まで下がっています。投資家はさらなる低迷を恐れているようですが、この相場がいつまで続くかは誰にもわかりません。

4月は歴史的にビットコインのパフォーマンスが高い月でしたが、おそらく2022年は市場が成熟し、状況が変わっていく兆しなのでしょう。投資家にとっては面白くないかもしれませんが、長い目で見れば、その気運が冷めることはないでしょう。ビットコインをはじめとする仮想通貨は世界中で使用され続けており、長期的な予測は極めて楽観的です。

SSラツィオのファンはトークンをステーキングできるように

スポーツ界では仮想通貨やブロックチェーン技術が次々と取り入れられています。特にサッカー業界は、多くのファン・トークンが発行されていることが示すように、仮想通貨に非常に興味を持っています。

取引所も、サッカーファンを取り込み、保有トークンをステーキングするサービスを始めました。バイナンスは現在、Lazioのファン・トークンの取引を可能にしています。現状、様々なクラブのファン・トークンの流通があまりうまくいっていないとしても、ブロックチェーン資産の実用化にとっての大きな一歩です。ブロックチェーン資産の可能性は金銭的な価値ではなく、ファンにとっての有用性にあります。

リップル社とSECの戦いはリップル社が優勢か

リップル社とSEC(米証券取引委員会)の訴訟は仮想通貨業界で最も有名なものであり、両巨頭の対決は続いています。先日、Rippleの裁判で裁判長は、資料を非公開とすることが適切と主張していたSECの申し立てを却下しました

裁判官は、SECの主張が「矛盾している」と強調しています。リップル社を支持する人々は、それが同社にとって非常に大きな勝利だとも語っています。この訴訟はまだ終わっておらず、SECは裁判官の決定を不服として2週間以内に控訴する可能性もあります。

META社のコンテンツ制作者に対する47.5%の手数料が世界に衝撃を与える

「Meta」と「Facebook」というビッグネームは長い間、仮想通貨領域でのニュースをにぎわしてきましたが、それがポジティブな理由であったことはほとんどありません。先日発表されたMeta社のメタバースにおけるコンテンツ制作者から47.5%の手数料を取るという決定が多くの人々をあきれさせたように、最新の動向も同様です。

Horizon Worlds VR空間自体には17.5%の手数料がかかり、残りの30%はMeta Quest Storeを通じて発生するというもので、これは、OpenSeaやLooksRareのような分散型NFTプラットフォームがそれぞれ2.5%、2%の手数料であることと比較すると、衝撃的な高さです。Meta社のHorizon Worlds担当副社長Vivek Sharma氏は"このレートは市場においてかなり競争力がある "と語っています。

AMC Theaterの モバイルアプリがDogecoin決済可能に。

米国で人気の映画館チェーンAMC Theatersは、Bitpayとの統合により、dogecoin、shiba inu、および他の仮想通貨でサービスに対して支払うことができるようにモバイルアプリを更新しました。すでに利用可能なビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインに加えて今回のアップデートが行われた形になります。

投資家にとっては喜ばしいことであり、AMCはミームコインに対する市場の熱狂を実にうまく利用していると言えます。彼らが今後も多くの仮想通貨を追加したいと望んでいることは明らかであり、それは、顧客の発掘と維持に大いに役立つでしょう。