今週のMonday Madnessはギアを上げて、引き続き国際市場に目を向け、その中でも最も話題となっている資産、BTC / USDを取り上げます。しかし、BTC / USDに飛び込む前に一旦ズームアウトして、資産全体について話しましょう。私たちはどうやら「資産の時代」と呼ばれるものに突入しているようです。金などのハードアセットやコールドストレージビットコインは、価格が劇的に上昇し、金は過去最高のアメリカドルに近づいており、BTC / USDは2年の下降トレンドから抜け出し、2017年12月以来初めて7月末のローソクが10,500ドルを上回っています。これが強気であると思うあなたはおそらく正しいでしょう。
2009年のクラッシュ後に発生はじまった世界中の中央銀行による長年にわたる緩やかな金融政策(これはジェネシスブロックで述べられているように、ビットコインの創設に影響を与えた)は、連邦準備制度理事会や他の主要銀行(イングランド銀行など)による世界のマネーサプライを増加させ、世界中の経済に短期的な救済をもたらしているようです。
従うべき仮説は、新たなお金が流動的な「ハードアセット」、つまり株式や債券、金やビットコインに流れ込むというものです。「資産の時代」はまだ始まったばかりです。人々は一般的にUSDを安全な避難所的通貨と見なしていましたが、金と、今ではBTCも、供給が制限されている唯一の啓示的な資産、または安定したビットコインの場所として見ることができます。中央銀行がFIATドルを無限に印刷することで、人々が自らの富を失うのを恐れ、ドルやポンド、ユーロ、円がこれらの啓示的な資産に流れ込むのを見ることができるでしょう。
世界の通貨と仮想通貨のテクニカルな分析に移り、すべてはどこに位置するのか、そしてどこに向かう可能性があるのかをカバーしていきますが、常に最新の4時間のローソクに集中するのではなく、現在起こっている経済全体のトレンドを理解することが重要となります。
先ほど述べたように、BTC / USDは世界的にUSDが売られる中で11,000ドルを超えたところで落ち着きました。対照的に、USDは2018年5月以降最低地点に下落したため、ビットコインは緩やかな金融政策の状況から価値が上昇し続け、次の2〜4年間で大きな地盤を獲得し、史上最高となる20,000ドルを打ち破る可能性もあると多くの専門家は考えています。今は間違いなくBTC / USDに注意を払うべき時と言えます。
次は、ビットコインの弟的存在で、スマートコントラクトの起源としても知られる世界で2番目に大きい仮想通貨のイーサリアムです。ETH / USDもまた非常に強気となっています。価格が2019年の361ドルと高くなっており、これがETH / USDに強気を呼び戻しました。注意すべき重要なポイントは、テクニカルおよびサイコロジカルなレジスタンスレベルの400ドルです。400ドルを超えると、すべてのベットは無効になります。上昇の根本的なテーマはBTC / USDです。ペアは年間の新たな高値を記録しており、Defiはますます人気が出て、おそらく中長期的にETH / USDに対抗することは悪いベットになると思われます。
外国為替市場に飛び込んで、まずは最も人気のある2ペア、GBP / USDとEUR / USDについて話しましょう。週の終わりに1.1900のプライスポイントを超える2年以上ぶりの高値を記録したEUR / USDからはじめます。このレベルは、多くのトレーダーがEUR / USDに強気を感じることになるであろう、サイコロジカルなステージの1.2000にどんどん近づいています。経済の回復や乏しいアメリカの雇用の見通し、さらにはアメリカの財政刺激策の新たなラウンドなどの要因により、EUR / USDは全体的なドル安に対して前進しています。全体的にEUR / USDのRSIが買われ過ぎの領域に示されていることから、1.2000の脱出を試みる前に、わずかな修正が見られました。
次に、こちらも近頃USDドルに対して利益を上げているGBP / USDは、BOEの会議が近づくと、今後数週間にわたってこのペアに対して下落する可能性があります。イングランド銀行での今回の金融政策会合に先立ち、複数のアナリストがポンドを追うことに警告を促しています。EUR / USDペアと同様に、GBP / USDペアはUSDに対して利益を上げています。それでも、テクニカル指標やサイコロジカルレジスタンス、中央銀行などのマクロ経済政策により、両方のペアにてまもなくドローダウンが見られる可能性があります。どちらも、今後数週間は注意が必要です。
最後に、USD / JPYで締めくくります。USDは金曜日の取引中に105円に戻り、JPYに対して激しく反発しました。 この105のレベルは大幅な回復でしたが、日本経済の数値が引き続き低迷しているとしても、米ドルに対する世界的な売り圧力は、日本円に対するサポートを維持するには十分ではないかもしれません。 結局のところFX市場は、FRBがキングメーカーであることから、FRBに引き続き注目しています。 心に留めておくべきことは、FX市場が展開するときにUSDに対してデジタル通貨がどう動くかです。重要なのは、このように経済が目まぐるしく移り変わる期間で資金や個人が大量の利益を生み出すことができる新たな時代に世界が突入しており、戦略がどうであれ、トレーダーがあらゆる状況下で成功を収めるためのツールとリソースがOverbit.comには備わっています。
今週の金融の歴史:
イングランド銀行は1707年のイギリス成立以前の1694年に設立されました。1690年のビーチーヘッドの戦いの後、イギリスが艦隊を再構築するために120万ポンドを借りる必要があり、それが起源となってBOEができました。貸し手は地金を紙幣と交換し、資金はたったの12日間で調達され、これらはイングランド銀行総督および会社として併合された資金調達を任っていました。BOEは1931年までゴールドスタンダードを維持していました。今日、この銀行は米国連邦準備制度および日銀とともに、世界中の銀行の「ビッグフォー」の1つとなっています。
リスク警告:信用取引は資本に高レベルのリスクを伴うため、失うことができる金額でのみ取引をすべきです。信用取引はすべてのトレーダーに適しているとは限らないため、関連するリスクを完全に理解していることを確認し、必要に応じて専門的なアドバイスを求めてください。
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